ビーチサッカーを次のレベルに導く研究所

自分の居場所を掴み取る為に全精力を傾けた

集中力を高め、1本目のシュートを打つ。ボールは良いコースへ飛んだが、ゴールキーパーに防がれた。 これは、かなり良いコースに打たなければ、ゴールは決められない。そこで、ビーチサッカーならではのシュートを打つ事にした。
ビーチサッカーでは、砂の凹凸を利用し、あえてシュートをキーパー手前でバウンドさせる事で不規則にボールの軌道が変化し、キーパーが反応出来ない事がよく起こる。

この様な工夫を織り交ぜる事で、このシュートトレーニングで誰よりもゴールを決める事が出来た。たかが練習の中の1つのメニューだが、自分の居場所を掴み取る為に全精力を傾けた。

休憩中にゴールキーパーが近寄ってきて、「セイ グランデ」と声を掛けてきた。
日本語で言えば「お前やるな」といった所だろう。 さっきのシュートトレーニングを経て、少し自分を認めてくれたのだろう。だがまだまだこれからだ。

その後は、対人トレーニング。ヴィアレッジョでも感じた事だが、動きの中でのボール扱いを見ると正直、日本人の方が巧さや技術は高いなと感じる。だが、ボール際の激しさや、ゴールへの執着心には目を見張った。そして何より全員が自分の特長を前面に出してプレーしていた。

味方同士でガンガンやり合う激しいトレーニングは、時間を忘れさせ、気が付けば約1時間半のトレーニングは終わりを迎えようとしていた。

こうしてミラノでのトライアウト1日目は終了した。

トライアウト2日目、最終日となる明日は、ミラノBSと同じくビーチサッカー・セリエAの「ブレシアBS」とのトレーニングマッチ。

明日のトライアウトが、まさに「勝負所」となるだろう。

1 2

3

コメント

この記事へのコメントはありません。

RECOMMEND

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  1. 1
  2. 2

    テスト

  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3

関連記事一覧